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- 2020年10月28日
ブレインジムフォーラムについて
ブレインジムフォーラムの始まりは、2012年にブレインジムの有効性と心身の健康に関する情報を2名の医師と3名の教育者からの症例報告の形で講義したことからスタートしています。 ブレインジムは、米国の教育現場に於いて学習に困難を抱える子どもたちへ、運動を用いた学習サポートとし...
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教育財団法人優愛では、いつでも簡単に取り組むことが出来るシンプルな運動である、「ブレインジム」を用いて、教育、福祉、保健などの領域でサポートを必要としている方々へ、人道的支援を無償で行って参りました。
そのような活動の中で、クライアントさまの気持に寄りそい、身体の痛みを丁寧に聴きだし、心身両面からの温かいサポートをしている、医師たちとの出逢いがありました。精神科、小児科、リハビリテーション科など、様々な領域で心身に負担の少ない運動であるブレインジムを活用してくださる医療従事者が増え、ブレインジムのさらなる可能性を模索するようになりました。
そのような折に、熊本大震災や豪雨による被災など九州地方を自然災害が襲いました。家屋の損壊のみならず心にも大きな傷を負った方々にブレインジムでサポートができないかと考えていた際に、熊本ニキ・ハーティーホスピタル理事長で精神科医の仁木啓介先生より依頼をうけ被災地支援に入りました。
保護者や教育者の不安が子どもたちも伝播したようで、筋肉を固くして泣いている様子や気持ちの不安定さを小さな身体で訴えている乳幼児にも出逢いました。また、支援者自身が罹災していることも多く、シンプルな運動で身体の緊張がほぐれると、いつしか心も穏やかに晴れていく瞬間に立ち会うことができました。
そこで、乳幼児から高齢者まで年齢や性別に関係なく簡単に取り組むことのできるブレインジムの活用事例の報告やセルフケアエクササイズとしての汎用性を多くの方に伝え、職場・学校・多くの時間を過ごす家庭に於いても継続して取り組むことができるメソッドを紹介したく思い、ブレインジムフォーラムを開催するに至りました。
シンプルな運動を実践することで、気持ちが晴れ、明るい笑顔を取り戻すことができた方々に多く出逢えました。
今後も、このような機会を増やしていきたく思い、心理教育と運動提案の両輪でブレインジムの活用について伝える場を設けていきたく考え、ブレインジムフォーラムを開催して参ります。
被災地支援に於ける活用事例に限らず、発達課題を抱えた子どもたちに対する侵襲性の低いアプローチ、トラウマを負った子どもたちへのケアなど、様々な領域にて安心安全に実施できる教育プログラムだと確信しています。今後も多くの方へブレインジムの必要性と可能性を提案していくべく、フォーラムの開催を継続していく所存です。
これまでの5年間で、医療従事者・教育関係者を中心として様々な領域でのブレインジムの事例発表があり、実践者は全国各地に広がりをみせています。また、財団法人優愛へお力添えを頂戴している方々のお名前は、支援者様一覧に掲載していますので、合わせてご確認ください。